今までのハイライト 2003 7月


03.07.01

今週から始まったコーナーです。
アルクムの周辺で、最も話題性のある出来事について、
お伝えしていきます。

先週は、
蘭越の着工、好評のうちに終わった林昌子展、
4年間がんばってくれたスタッフの伊藤君の卒業(?)パーティーと、
いろんなことがありました。

みんなアルクムにとって、とても大事な出来事ですが、
ここでは、リプラン61号に掲載された、
「月寒Mさんの家」についてふれたいと思います。

住宅の設計をしていると、
どうしても建て主の人柄や、生き方に触れる機会が多くなるのですが、
Mさんご夫妻は、10年前に設計した、美瑛のペンションのオーナーのご両親として、
親しい間柄だったので、その傾向もひとしおでした。
設計の話より、お二人の思い出話や長年の夢をお伺いする時間が多かったかも知れません。
そのお話を手繰るうちに、住まいの姿が浮かび上がり、Mさんの家になりました。

そうやってできた家は、周りの人々にもパワーを与えてくれました。
もちろん私達アルクムもそうですが、お隣のSさんも、
それまで中古住宅を物色したいたのですが、家づくりの楽しさに目覚め(?)、
設計を頼みに来られました。
それが、リプラン58号に掲載された「Sさん宅」となりました。


03.07.08

 とうとう今年も半分終わってしまいました。
蘭越の基礎工事が始まり、やっと周辺の調査に目がゆくようになりました。
最初のテーマである「ビオトープ」の視点で見ると、
目の前の自然が違って見えるから不思議です。
その辺は、もう少ししたらまとめてみたいものです。

 さて、先週は天皇、皇后の来道のニュースで賑わいましたが、
アルクムも多少ではありますが、影響がありました。

 ファーム富田の「ドライフラワーの舎」が完成した今年の4月に、
天皇、皇后がファーム富田においでになり、
この施設を視察されるとは聞いていたのですが、
トップシークレットということで、どうなることやらと思っていたのですが、
来訪の前々日に電話があり、木製デッキの強度に関する問い合わせがありました。
直前の日曜日の、ニセコのペンションと外国でのデッキが倒壊してけが人が出た、
というニュースに対応してのことだと思うのですが、
構造計画事務所に相談しながら、対応しましたが、
何事もなくホッとしました。
 ファーム富田にお着きになる前にハプニングがあり、
大々的にニュースになりましたが、当地では何事もなかったかのように、
富良野の風景と施設を楽しまれていただけたようで、
時間も少し延長されたとのこと、うれしいかぎりです。
本当に、7月の富良野の風は、
ラベンダーの香りをのせて、私達を癒してくれます。
 皆さんも、できれば7月20日前に訪れてみてください。
ついでに、上富良野の後藤美術館もよろしく。

追伸
 ニセコギャラリィーF邸が、夏の緑と中庭の芝に囲まれ、
とても気持ちの良い場所になっています。
ギャラリィーも在宅の際には、どなたでも立ち寄ることができるので
皆さんお気軽に覗いてみてください。


03.07.16

 ラベンダー満開のファーム富田に行ってきました。
先週の天皇、皇后旋風もどこ吹く風、ラベンダーはもちろん、
ポピー、カスミ草などの色とりどりの草花が、
さわやかな風に吹かれて気持ちよさそうにゆれていました。
 今年、新築の「ドライフラワーの舎」は、となりにある10年先輩の「花人の舎」よりも
前からそこに建っていたかのように、風景になじんでいました。
よかった。よかった。

今月いっぱいがラベンダーの見ごろなので、
是非、ラベンダーの風に吹かれに行ってみて下さい。
 ついでに、両陛下がお立ちになった「ポプリの舎」前のウッドデッキから、
お花畑と十勝連峰を見てください。(「ドライフラワーの舎」もお忘れなく)


ドライフラワーの舎と花人の舎    ポプリの舎のお立ち台

閑話休題
FEOの敷地が決まりそうです。
今度は山の手の発寒川の河畔ですが、
残念ながら、敷地からは山も川も見ることはできませんが、
環境は良いので、これから設計に入ろうと気を引き締めているところです。


03.07.23

 先々週の金曜日の夜、8年前に設計した、長沼のKさんから電話がありました。

「町内会で一緒の人が、近くに土地を見つけて家を建てたいというので、
相談に乗ってもらえますか」と言うので、
<喜んで!>と言うと
「来週の火曜日、札幌に行くらしいので、そのとき会えたらと思って、
いつ建てるか分かんないけど」
<、、、、、? あっ、午前中なら何とか>
「それじゃあ。これから電話させますから、、、」
 という訳で、Tさんが、奥さんと3才の息子さんと一緒に事務所にいらっしゃいました。
「年内に建つのでしょうか?」
<土地は決まったんですか?>
「いや、まだ農地なので」
<まあ、土地に合わせてスケジュールを考えましょう。>

 すると、2日後FAXで土地の図面が送られてきました。
「地主さんと話したら、農地転用は、9月中頃にはできるそうです。」
<よかったですね。それじゃ、近いうちに敷地を見せてください。>

 そして、土曜日に敷地を見せてもらいながら、お話を聞きに、長沼に行ってきました。
<条件を整理して、形になったら声かけます。>
「今週も来週も土曜日は休みですから」
<、、、、、 わかりました。>

 そんな訳で、KさんとTさんの前向きな行動力のに刺激されて、
ボケがちな頭も、なんとなく回り始めようとしています。
乞うご期待!!



<追記>
スタッフの河村君の結婚式が先週の日曜日、ニドムの森でありました。
さわやかな風に包まれた40人ほどのパーティーで、
それはそれは、なごやかで、楽しい半日を過ごしました。