2008.4月の先週のハイライト

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08.04.10.

2週続けて東京に行ってきました。

3月23日からは、次男坊の卒業式に参列
(といっても、父母達は別会場でモニター参加です)が目的でした。
とはいえ、例によって、子供をそっちのけで、
父母会が盛り上がったのは言うまでもありません(2007年2月参照)。

そうはいっても、花の東京の卒業式は、とても華やかで、良いものでした。
前の日までは、愚図ついた天気でしたが、
当日の25日は晴れ上がり、青空の中に三分咲きの桜が映え、
卒業生たちの前途を祝福しているようでした。



池袋キャンパスでの集合写真もナントカ撮影でき、皆とわかれて、
奥さんと二人で息子がお世話になった中華屋さんにお礼をするために、
新座キャンパスに向かいました。
私は昨年挨拶し、美味しい中華をご馳走になったのですが、
うちの奥さんも是非ということになったわけです。
が、訪ねてみると、ナント、休業ではありませんか!
ビックリして息子に連絡をとると『アッ、火曜日は定休日だわっ』という返事!
思わず、ヘナヘナーと、なりかけましたが、今日は目出度い卒業式です。
『判ったヨー』と答え、一路、池袋キャンパスに戻り、
遅れてきたお父さんと合流して、父母会の会場の銀座に向かいました。

私達が到着した時には、すでに場は盛り上がっていて
(卒業式は学部ごと3回に分かれてやるので)、
着いたとたんに、乾杯の連続攻撃に会いました。
なかには、卒業式をすっぽかして《父母会直行》の父母もいたほどです。

うちの息子は高校から野球を始めましたが、
殆どの子は、ジュニアからずうっと野球を続け、
中には、甲子園で活躍した子もいる訳ですから、
野球を卒業することが、子供達より寂しいのでしょう。
その寂しさを紛らわすように盛り上がっているのかもしれません。
それにしても、こんな楽しい集まりは、ナカナカ、出合うものではありません。
その気持ちは共通で、『是非、例会を存続させましょう!』との動議に、
全員『サンセーイ』の声で、即、可決されました。

どこかの国の《日銀総裁人事》も、この位のスピードで決まらないと、
国際化についていけないと思うンですけど・・・・・。

会は、益々盛り上がっていましたが、最終便で帰ることになっていたので、
泣く泣く、再会を誓って乾杯して退席しました。


2週間後の4月5日は一泊での上京でした。
ちょうどお花見の時期だった(本当は先週が見頃だったようですが)ので、
妹と隅田川の花見がてらに浅草で待ち合わせ、散策を楽しみました。
少し風はありましたが、たくさんのお花見の一団が楽しそうに宴を張っていました。



次の日は、お墓参りに行きましたが、
枝垂桜が咲き誇り、3度目の花見が出来ました。
春休み最後の週末のせいで、行きも帰りも飛行機は満席でした。
3月・4月は、別れと出会いの季節です。


2008.04.23.

先週の土曜日に、
道南に設計したクリニック併用住宅の引渡しに行ってきました。

昨年の4月から相談に乗り、8月に土地の契約が終わり、
設計が始まり、11月から工事が始まりました。
建設業者が決まり、工事日程の確認をすると、
正月は7日くらいから工事を開始するとのこと
『さすが道南は北海道でないな』
との思いを新たにしました。

そんな始まりでしたが、
6ヶ月の工期を経て、ヤット建物が完成しました。
今回のテーマは『環境に優しい建物』でした。
アルクムとしては、改めて掲げるテーマではない筈ですが、
改めてドクターにお願いされると、
何処から手をつけていいのか?
何処が優しいのか?
どのように優しいのか?
ナドナド???の連続でした。

それで今回は初心に戻り、
《シンプルな設計》
《再生可能な材料》
《デジタルナ性能評価》
《太陽熱利用》など、
説明可能な設計手法を心掛けました。

それこそ20年前に試行錯誤しながら、
懸命に設計に取り入れていたことを、
いまでは当たり前のようになっていたことを反省する良い機会になりました。
外張り工法における防湿層の位置の検討や気密試験の立会いなど、
久しぶりの経験だと気付きました。
←建物全景
←クリニック入口
←住宅入口

引渡しの日は良い天気に恵まれ、
ソーラーパネルから刻々と送られてくる電気が、
室内のメーターに表示されるのをみて、ドクターと一緒に感動しました。
←ソーラーパネル
←ソーラー電力変換機
←屋外散水栓
←受付
今まで環境に関して、あまり露骨に表現しない方がいいのでは?
と思って、出来るだけ機械に頼らずパッシブな方法を採用してきたのですが、
それはそれで間違いではないと思うのですが、
こうやって皆で実感できる方法も、これから見直しても良いのでは?
と思うことが出来たのは、アルクムにとってとても大きな収穫だと思います。
←待合室

↑住宅部分ロフト

参照:今までの設計⇒道南Fクリニック


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