2010.12月の先週のハイライト

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2010.12.25

一か月ぶりのハイライトです。
12月22日はアルクムの忘年会でした。13人が集まりました。



恒例の牡蠣とシャンパンで楽しく美味しいパーティーになりました。
今年のニューフェースは、昨年からお手伝いをしてくれている
東海大学旭川の学生さんのHさんと、去年はお母さんのおなかの
中で参加したサクラちゃんの二人でした。アッという間の一年の様な
気がしていましたが、語りはじめるとナカナカ話は尽きないようでした。
今年の出し物は新作発表2名(新貝・河村両氏)と新貝さんのイタリア
視察旅行でした。

新貝さんの新作は、真狩の《行列のできるパン屋さん》でした。
あらかじめ行列を予定してウェィティング用のベンチを用意してあるのは、
真の設計者である中村好文さんのサーヴィス精神でしょうか?
それだけでなく、キメ細やかな心配りが随所にみられ、中村好文さんが、
周りの自然や建主やまだ見ぬお客さんたちと、楽しく語らっているような
雰囲気が伝わってきます。敷地内に、子供が二人入ると一杯になるような
可愛いツリーハウスもみんなで作り、《ナカムラワールド》満載の計画でした。





河村さんの新作は、ニセコの住宅です。羊蹄山を正面に見据える絶好の
ロケーションを活かし、ユッタリとした空間と時間を楽しむ家になっています。
この家の一番の特徴は、古い倉庫の基礎を利用しながらアトリエを別棟に
して作ったことだと思います。これにより、群としての建築になり、雄大な
風景に溶け込むことに成功したような気がします。




メーンイヴェントは、何といっても新貝さんの《イタリア視察旅行》の目的は、
これも中村好文さんとコラボしているニセコのレストランの設計のための
視察旅行です。イタリアの新鮮な食材を扱う現地の市場やお店を取材して
設計や企画に活かすそうです。色とりどりの野菜や魚を、日本の様に商品
として整然と並べるのではなく、あたかも、絵画の様に展示(?)しているのを
みると、その歴然とした差に驚きます。これからは、商品を提供する側も、
いろいろな工夫が必要になってくると思いました。その他にも、日本の
建築家の妹島和代が綜合プロデュースしたヴェネチア・ヴィエンナーレや
中世の教会など、充実した旅行記を見せてもらい、イタリアに一緒に行った
ような満足感にひたれました。







来年はどんな年になるのか、期待感に胸を弾ませ、新年を迎えることにします。

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