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札幌逍遥館計画 −工事編−
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□完成報告(10.05.26) new !
 『逍遥館』が完成しました!!!

貸室の詳細は逍遥館倶楽部をご覧下さい。

 外壁はグリーングレー色、風合いのある
塗り仕上げとサッシュの焦げ茶が落ち着いた
良い雰囲気を醸し出しています。


▲前面通りより隣建物越しの風景        ▲前面通りより建物の見上げ

▲隣建物並びの風景      ▲前面通りより建物の見上げ ▲前面通りより隣建物越しの風景

 前面道路にして設置した看板は
埋れ木の一枚板を使い、看板用のコンクリート壁面に
ぶら下げ、浮かせるように設置しました。
 アプローチには、外壁を木、床にはレンガを敷き
やわらかな雰囲気にしました。
 アプローチの奥にあるパティオへ抜けると、
陽射しに照らされて開放感があり気持ちが良い空間です。


▲前面道路より看板とアプローチ風景        ▲アプローチよりコンサバ・パティオを見る

▲パティオよりコンサバを見る    ▲共用廊下よりコンサバを見る

 外部手摺は全て木製の手摺となっています。
雨にさらされるギザギザの手摺部分は防腐注入材を
使用しています。


▲パティオより見上る       ▲共用階段の手摺      ▲共用階段の手摺と曇りガラス

▲共用廊下の手摺                  ▲雰囲気のある照明を計画

 1階は居間を落ち着いた雰囲気の色使いとし、
コンサバ部分はパティオからの陽射しを受け
明るい色にしました。


▲居間はグリーンの塗り壁と木部が焦げ茶   ▲コンサバは壁・木部共ホワイト色で統一。

 各貸室には間取りのタイプと仕上げ色が
貸室の使い方やコンセプトに合わせた計画をしました。
 日当たりに合わせて明るい塗壁と木部はナチュラルな
色にしたり、個性的な塗壁には木部を濃い茶系にと、
各々の貸室に特徴を持たせました。


▲2・3階貸室居間(白塗り壁) ▲木部(床・家具建具)ナチュラル▲水廻り(ベージュ)

▲2・3階貸室居間(ライトイエロー) ▲木部(床・家具建具)ホワイト ▲水廻り(ライトグレー)

▲白色造作キッチン                 ▲IHヒーターとシンクも白で統一

▲2・3階貸室居間(ブルー/グリーン)          ▲造作キッチンに緑タイルのアクセント

▲大きな木製窓         ▲木部(床・家具建具)焦げ茶 ▲水廻り(ライトグレー)

 各貸室は天井高が高く、壁一杯の大きな木製の窓があり、
非常に開放感があります。
 また、プライベートバルコニー付きの部屋は、
居間からバルコニーに出られるます。


▲4階貸室(壁:ライトブルー/木部ホワイト)       ▲キッチンはバルコニーから明るい陽射しが入る

▲螺旋階段の見下げ                ▲5階白色系コルクタイル床

▲4階貸室(壁:ホワイト/木部濃焦げ茶)      ▲コントラストが印象的な山小屋をイメーシ

▲コントラストが印象的な山小屋をイメージ       ▲白いタイルとSUSシンクの造作キッチン


 4階貸室には4階と5階の2箇所のバルコニーがあり、
プリンスタワーに面した街の風景と、南に面した
景色を眺められます。



▲4階貸室バルコニーからの眺め  ▲4階屋上・共用バルコニー    ▲上階よりパティオを見下げる

▲4階共用廊下から4階屋上を見る        ▲5階貸室バルコニーの間仕切り壁
□定例・現場打合せ(10.04.23)
 工事も残りわずか1週間!
建て主さんへの引渡し、入居者の引越し予定日が
決まり、工事も最後の仕上げラストスパートです。

 工事は、外壁の塗り壁はほぼ塗り終えアプローチ周
りの外構工事の作業中です。
 アプローチは板壁の塗装・コンサバのガラスも入り、
残すは前面道路沿いの花壇と床のレンガ敷き、看板工事、
塀とごみ置場を完成させていきます。


▲前面道路より見る       ▲建物アプローチを見る     ▲建物を見上げる


▲前面道路より看板工事風景            ▲パティオよりコンサバを見る

 1階は腰壁やコンサバの木部の塗装を塗り本棚やキッチンの
家具工事を進めています。
 木部の塗装は、コンサバには明るい雰囲気の白を塗り、居間は
落ち着いた茶に塗り分けます。


▲1階居間家具工事作業風景            ▲居間よりコンサバを見る

 共用階段・プライベートバルコニー部分のジグザグの手摺が
取り付けられ見上げると手摺の桟のリズムが楽しいです。
2階のプライベートバルコニー部分の手摺は、ペットが
飛び出さない高さを考慮した横桟とし、パティオからは
気持ちいい日差しが感じられます。


▲パティオより共用階段踊り場を見る▲パティオより共用階段手摺を見上る▲パティオより2階の眺め

 共用階段内には、スチールサッシュが取り付けられ、
曇りガラスから柔かい明かりが落ち着いた雰囲気を
感じます。
 共用階段は手摺工事・床のウレタン塗装工事の
作業を進めています。
 また各室の郵便受けの取り付け位置を指示しました。
郵便受けは、貸し室に合わせた形状や取り付け位置に
します。


▲共用階段よりジグザグ手摺をみる▲共用階段の曇りガラスを見る

 貸し室の内部工事は、塗装仕上げ工事・家具工事を
今週めどに完成させ、完成した貸し室より
順次、設備・電気機器を取り付けていきます。


▲貸室のロフトを見上げる   ▲ロフト床壁塗装後         ▲貸室の水廻り

▲3階貸室の開口部を見る              ▲貸室のロフトのハシゴと手摺

 4階貸し室は、2室共階段が鉄骨の階段で、螺旋階段と直階段と
それぞれ形状が違います。
螺旋階段の貸室は、コンセプトの白に合わせて鉄骨部分、段板
を白に塗り、直階段は部屋のイメージに合わせた茶に塗っていきます。



▲4階貸し室の螺旋階段作業風景       ▲4階貸し室の螺旋階段スチール部分


▲螺旋階段と大開口部    ▲4階貸し室鉄骨階段を見る    ▲4階バルコニーよりプリンスタワーを見る

 共用部分やバルコニー、屋上の手摺パーティションが完成しました。
手摺に使われている木材は、外部で使っても腐らないような材料を
特別に使っています。
 木材を使っているので、一般的なスチールの手摺よりも
雰囲気がやわらかく、外壁の落ち着いた色とも合っています。


▲2階プライベートバルコニーを見る       ▲共用階段より4階屋上を見る

▲4階屋上より5階バルコニーを見る       ▲5階バルコニーのパーティション越しに見る円山

 来週には、完成された貸室の写真撮影を予定しています。
入居希望者に、生活の雰囲気が想像できるような
撮影をするため、建て主さんが家具や小物を置いて
撮影をする予定です。
□定例・現場打合せ(10.04.08)
 定例打合せは、工事工程について
残り少ない工期内に建物を完成させる為の
工程手順の打合せをしました。

 外壁は下地調整が終わり塗り壁仕上げに
取り掛かるところです。
1階の出窓の屋根と5階の屋根が葺き上がりました。


▲前面道路より隣の建物越しに見る       ▲パティオより1階出窓の屋根を見る

 1階はコンサバから居間に続く天井の下地が出来上がり、
仕上げの壁・天井の色を指示しました。


▲コンサバより居間に続く天井を見る       ▲居間よりコンサバ・下がり天井を見る


▲共用階段を見る                  ▲共用階段よりプライベートバルコニーを見る

 2階貸室・3階貸室のロフトのフローリングが張り終えました。
ロフトの床板は、居間の天井仕上げとなります。

 また、貸室は部屋の使われ方・コンセプトによって、
壁天井の仕上げ色が異なるので部屋ごとに色の
塗り分け方を指示しました。


▲貸室の玄関より居間を見る            ▲貸室の大開口部を見る


▲貸室ロフトより大開口部を見下ろす        ▲貸室ロフトからの大開口部

 貸室の手摺や階段の造り方・壁の納まりをM棟梁と打合せしました。


▲貸室の居間よりロフトを見上げる         ▲貸室ロフトから見下ろした眺め


▲4階貸室の水廻り打合せの様子         ▲4階貸室の鉄骨階段の骨組み

 5階の屋根が葺き上がり、5階バルコニーのパーティション・
4階屋上の手摺の作り方についても、M棟梁と打合せました。


▲4階屋上より5階バルコニーを見上げる     ▲5階バルコニーより円山方向の眺め

 今後の工事は、仕上げを中心に工事が進んで行きます。
 外部工事は、外壁を塗り、共用階段のサッシュを取り付け、
足場を撤去します。
 内部工事は、各室の塗装工事、設備・電気の陶器や
照明・暖房機器が取り付けていきます。
 その後、『逍遥館』の看板・塀・ごみ置場などの外構工事と進んで行きます。
□上棟式〜現場打合せ(10.04.02)
 1階のコンサバも壁と骨組が出来、外観の骨組み・
内外の下地作業が進んでいます。

建物の外観は1階コンサバがほぼ形となり、
空間や建物のボリューウム、パティオからの日差しの
感じがわかるようになりました。


▲アプローチよりコンサバ入口を見る       ▲共用階段よりコンサバを見る

▲1階居間よりコンサバを見る           ▲コンサバにパティオから日差しが射す 

 内部工事は、貸室の床下地・ロフトの骨組み作業を
進めています。
 2階から木組・木下地、設備・電気配線を同時進行し、
フローリングを張っていく作業を3階4階へと順次していきます。

  2階貸室では、フローリング工事が行われており床と
木製サッシュの優しく柔らかな雰囲気がでてきました。
ロフトの床フローリングが張られるとより木の柔らかさが
より感じられるでしょう。


▲2階貸室ロフト骨組み加工作業         ▲2階貸室より玄関・共用階段を見る

▲貸室フローリング工事    ▲2階貸室より大開口部     ▲共用階段を見る


▲貸室ロフトに積み上られたフローリング    ▲4階貸室斜め天井と浴室の壁を見る

 5階のバルコニー鉄骨柱・床コンクリート打設を終えました。 
4階メゾネット貸室には4階と5階の2箇所にバルコニーがあり、
5階バルコニーから街と円山が眺めがようやく見られるよう
になりました。4階バルコニーからのプリンスタワーの眺めは
外部の足場が外される外壁工事が終了するころになります。


▲4階屋上より5階バルコニーを見る        ▲5階バルコニーより円山の眺め

▲5階バルコニーより石山通りの眺め       ▲共用階段より4階屋上を見る

外壁工事は塗装をするための建物の角に役物を付けたり
下地処理をコンクリート部分と外断熱のスタイロフォームに施し
ています。

 工事もあと1ヶ月、引渡し日に間に合わせようと現場は
工事を頑張ってくれています。
 これからは、内部の家具や内装の色を指示し、
外部手摺や内部仕上げ工事が進んでいきます。
□定例打合せ(10.03.17)
 先日建て主さんと内装の打合せをしました。
工期もあと1ヶ月となり毎週建主さんと仕上げの打合せを
しています。
内装に使う塗り壁やタイルのサンプル、スイッチプレートの見本を
確認していただき、照明機器・設備機器のを打合せしました。

建て主さんとの打合せ詳細は、こちらをご覧ください。
逍遥館の軌跡 → http://plaza.rakuten.co.jp/shoyokan/

 定例では、打合せで決まった照明機器の取付箇所や
スイッチの系統を現場に伝えました。
また、共用階段のガラス・屋根の防水をそれぞれの業者さんに
定例に参加してもらい詳細な打合せをしました。

 現場では、M棟梁とコンサバの木造部分を模型とスケッチ
で説明し、実際どうつくるかを話し合いました。


▲1階居間にてM棟梁と打合せ          ▲2階貸室木下地、設備配管作業状況

 2階貸室に、ついに大きな木製サッシュが取り付けられました。
また、ロフト床を支える梁を受ける木材が壁に取り付けられ
ロフトが組みあがると、貸室の空間ができあがります。


▲2階貸室にて現場打合              ▲2階貸室、ロフト床の梁受け

▲日中の貸室とバルコニー            ▲貸室内部からバルコニー

 現場打合せは、2階と3階が同じプランなので、今回打合せ
た要領で3階の工事も順次すすんで行きます。
残り少ない工期でなんとか工期内に完成することを目指して
現場の皆さんに頑張って貰っています。
□定例打合せ(10.03.11) new !
 今回の打合せでは、建て主さんとの打合せで方針の
決まったタイルの厚みなどを元に床下地の打合せや
1階の床点検口の位置を打ち合わせました。
 また、4階メゾネット室用の鉄骨階段・共用階段の
スチールサッシュの施工検討をしました。

現場では4階躯体はコンクリート強度が出るまで内部工事は
待ちの状態です。4階は、バルコニーが下階とメゾネットの
2箇所あり、下階からはプリンスタワー、メゾネットからは
藻岩山が眺められ、とても気持ちの良い空間です。


▲4階貸室よりバルコニーと斜め天井      ▲4階貸室よりメゾネットの吹抜けを見上げる

▲2階共用階段                   ▲4階屋上よりバルコニー工事前の外壁

 
共用階段には、パイプサポートも撤去され、
仮設の手摺が取り付けられています。
 また、4階メゾネットのバルコニーの鉄骨柱と床の
コンクリート打設を控えています。


▲1階壁の柱・間柱の骨組み           ▲2階貸室の木床下地作業

1階は壁の柱・間柱まで進み、2階はコンクリートの表面の補修を
終え木床組、壁などの位置を決める墨出し、設備・電気の
配管工事が進んで行きます。
□配筋検査・定例打合せ(10.03.04)

 今日は定例打合せ前に5階屋根スラブと梁の
配筋検査をしました。

鉄筋の本数と径、を確認後鉄筋同士の間隔が
狭い箇所や型枠との距離が近い所をチェックし
修正しました。


▲配筋検査風景                

1階は、床組み作業が進んでいます。
打ち上がったコンクリート躯体と内部の壁の位置や
床の高さが変わる部分について現場の大工さん
と確認・打合せました。


▲1階木床組作業風景


定例打合せは、木床組と設備配管の計画
について打ち合わせしました。
木床組はフローリングの張る方向に直行するように
計画しました。
 1階は床下に十分な配管スペースがありますが、
貸室の床下空間は、配管に必要な水勾配で設計して
いましたので、各々の貸室で水廻りの位置や
パイプスペースまでの配管長さが異なり、
それぞれの配管ルートについて木床組の仕方などを
打合せしました。


▲1階共用階段         ▲2階貸室             ▲貸室からの眺め

▲2階貸室からジグザグ踊り場・2Fテラスの眺め ▲2階共用階段 

▲5階屋根からのプリンスタワーの眺め     ▲5階屋根からの藻岩山の眺め 

▲4階屋上バルコニーの開口部付き壁      ▲4階貸室の下部バルコニー

内部工事の工程に合わせ内部の仕上げを進める時期になりました。
建築ではタイル等の仕様を決め厚みや色を決定し、現場に反映し
設備・電気機器も仕様や色を決める時期です。
 次週の建主さんと打合せに備え、それぞれのサンプルや
内部の色彩計画の準備中です。

□定例打合せ(10.02.27)
 今日の定例打合せ内容は、最後の躯体コンクリート打設
工事と外部窓や玄関ドア取付、屋根工事・内部木工事工程
ついてです。
 現場では、躯体コンクリートの最後の打設に向け、
配筋・型枠工事が行われております。
4階壁5階メゾネットの壁、床コンクリート打設を終え、
5階部分の壁型枠・配筋工事をしております。
5階部分は周りの建物より頭ひとつ高い為、風が強く
固定まえの型枠がかたかたと風にあおられます。
5階壁の型枠が形になり、石山通りからも建物がはっきりと
見えるようになってきました。
また、5階部分の足場からは、4階部分の屋上バルコニー越しに
藻岩山を眺められました。
 コンクリートの強度が出ると各階のパイプサポートが撤去され
内部木工事が本格的に始まります。

▲石山通りから見る                ▲隣の建物越しに現れた5階部分

▲5階メゾネット部分の工事風景(石山通り側)▲5階メゾネット部分位置出し(円山側)

▲4階屋上より5階メゾネットの外壁型を見る   ▲5階バルコニーより4階屋上・藻岩山の眺め

▲5階からのプリンスタワーの眺め         ▲隣の建物越しに建物を見る
□外壁の仕上げと色彩が決定するまで(10.02.20)
3月初旬にコンクリート工事の目途が立ち、
そろそろ次の工事に照準を合わせた打合せに移行しています。
今回は、現場を少し離れて、外壁の仕上げと色彩が決定するまで
の経緯を振り返ってみようと思います。

設計以前の勉強会でも、外壁は主要な話題になっていました。

《落ち着きがあり、時間の経過とともに風合いを増し、
かつ、外断熱と相性の良い材料》ということで、
《塗り壁》が候補に挙がっていました。


←イメージ

実施設計が佳境に入った8月に、最初のサンプルを
作って見ていましたが、その時はまだ、確認申請や
見積りなどの作業中だったこともあり、
『こんな雰囲気がいいかな?』という程度の気持ちで
茶系壁のサンプルを作っていました。

←カラーサンプル帖の中から候補をピックアップ
←茶系壁のサンプル

11月に工事が開始したころに、『どんな色にしましょうか?』
という打合せをしていた時に、
Kさんが『本当は、緑が好きなんですけどォー・・・・・』と、
消え入るような声で言われました。その時は、
『そうですね、お花やアイビーにも似合う緑を探してみることにしましょう・・・』
ということになりましたが、工事の監理に追われ始め、
年を越してしまいました。

←イメージ

年が明け、正月の4日に工事が再開し、そろそろ、
全体の計画の見直しも含めて、外壁の色を決める
時期になりました。

『みどり、ミドリ、緑・・・・・』系壁のサンプル

正月ボケも手伝い、『みどり、ミドリ、緑・・・・・』と
言葉が優先して、ナカナカ、イメージが湧いてきませんでしたが、
勉強会の初めのころに話題になった《同潤会アパート》を

←同潤会青山アパートメント

思い出し、『あの建物を緑色にするとしたら、どんな緑が合うのかなぁー?』
と考えながら色サンプルを見直してみたら、
グレーがかった緑に、イメージに近い緑が見つかったので、
改めて、複数のサンプルを作って見て貰いましたが、

←グリーングレー系壁サンプル
←ベージュ系壁サンプル

30p角のサンプルでは建物に塗った時にどう見えるのかが、
ナカナカ伝わらず、参考になりそうな建物の写真を集めて
打合せをしたのですが、『5階建てなので、ヤッパリ、
無難な色の方がいいのかなぁー?』ということになったので、
ベージュ系のサンプルも作り、グリーン系とベージュ系の
色付きの模型を作って見て貰い、


←色模型

実際に建っている建物を幾つか見ながら打合せをして、
2月中旬に、なんとか、方向が決まりました。



←実際に見に行った建物。


←素材感の参考にした建物。

あとは、塗工事が始まる時に、現場で職人さんに塗って貰いながら、
コテの返しや骨材の量などを決めれば、きっと、
Kさんらしい雰囲気になる筈です。

『決める』ということは、とても難しいように思われがちですが、
本当は、とても楽しいことでもあるのですが、
その楽しさを味わって貰うことが、実は、とても難しいだけなのです。
ひょっとしたら、『迷う』ということは、自分の頭で問題を消化して
自分の《血や肉》に変えることに近い行為なのかもしれませんね。
それで、『迷う』ということ無しに『決める』と、結果として、
自分らしく無くなり、出来上がってから、
『???・・・』事になりかねません。

4月の完成まで『楽しんで迷い』『楽しんで決める』打合せを続けます。
□定例打合せ(10.02.18) 

 今日の定例打合せ内容は、引き続き躯体と工事工程に
ついてです。
 先日建主さんと打合せしました、玄関ドアや電気蓄熱暖房
の位置などの決定事項を伝え、内部工事の水廻りの設備・
外構等の検討事項を伝えました。
 現場では、前面道路の電線が足場に接近している為、
搬入・搬出作業を足場に各層ごとに1人づつ縦に並び、
手渡しで行っています。
1階は、パイプサポートが外れ、型枠も撤去されようやく
内部空間が現れました。
アプローチの雰囲気も正面のパティオや平屋部の風景
や光を感じられるようになりました。
4階床の打設が終わり、いよいよ最後の配筋をしています。
前面道路から見てみると、斜めの柱配金が隣の建物より
1層分ほど頭を出してきています。
建物の全体像があらわになり始めました。
躯体工事は、2月末の4階部分の打設と3月初めの5階部分
の打設で終わります。
躯体工事が終わると、外部窓や玄関ドア取付し、
内部工事へと進んでいきます。

▲隣の建物越しの眺め     ▲現場資材搬入・搬出を縦並びに運んでいる様子

▲アプローチからパティオを見る          ▲1階リビングからパティオを見る

▲パティオからアプローチを見る          ▲1階リビング・コンサバを見る

▲2階貸室の縦の開口部    ▲2階貸室の高い天井      ▲2階貸室の大きな開口部

▲3階から4階部分の共用階段          ▲4階共用階段踊り場

▲4階からのプリンスタワーの眺め        ▲4階からの南方、藻岩山方向の眺め

▲鉄筋作業風景                  ▲溶接した鉄筋の検査風景

▲4階の斜め柱の鉄筋工事作業(プリンスタワー)▲4階の斜め柱(石山通り)

□定例打合せ(10.02.04)

 今日の定例打合せ内容は、躯体と工事工程についてです。
先週末の建主さんとの現場打合せ時に確認した、窓ガラスや
屋根材の決定事項も伝えました。
現場は3階床のコンクリート打設を終えたところで
1・2階の内部コンクリート型枠が撤去され、
内壁と開口部が現れました。
2階に引き続き3階部分の足場が組まれ、柱・壁の
配筋工事を進めています。
勾配屋根の斜めの配筋まで進んでおり、躯体工事は
いよいよ後半戦に突入です!

▲前面道路から                   ▲前面道路から隣家ごしに現場を見る

▲1階廊下からリビングを見る           ▲型枠が外れ窓が現れる

▲型枠が外された2階貸室の内壁        ▲2階貸室天井を見る

▲2階から3階への階段踊り場           ▲3階廊下のジグザグコーナー

▲足場の間にプリンスタワーが顔を出す     ▲3階バルコニーから円山がちらりと見える

▲勾配屋根の配筋                 ▲3階壁の配筋工事

▲2階から3階へと足場が上がる         ▲3階足場にビニールシートが掛けられる

□3階床配筋検査(10.02.01) new !
 2階の壁と3階の床の配筋検査をしました。
明日はコンクリートの打設工事です。

▲前面道路から                ▲アプローチからのパティオの眺め

階段の型枠                    ▲3階からプリンスタワーを望む


▲3階床の配筋工事                 ▲共用廊下床の配筋
□定例打合せ(10.01.28)
 今日の定例打合せでは、前回に引き続き
躯体・屋根の板金に関しての打合せを行いました。
現場は2階壁・3階床まで型枠工事が進んでおり、
2階貸室の内部が形になってきました。
2階テラス、共用廊下との関係も見えてきました。
3階床に立つと、2階からは見ることが出来なかった
プリンスタワーが、ようやく姿を現してくれました。
さらに3階壁が立ち上がると、この隣接建物より高くなり
石山通から見えるようになります。
週末には、建主さんとの現場打合せを予定しています。

▲前面道路から                ▲アプローチ入口から

▲1階階段下トイレ                ▲2階テラス

▲2階テラスから共用階段を見る         ▲2階テラスから貸室の開口部を見る

▲貸室内部                   ▲貸室内部

▲貸室内部からの眺め              ▲共用廊下

▲3階床から隣接建物を見る           ▲3階貸室からプリンスタワーを眺める

▲3階床から石山通方向の眺め          ▲石山通から現場を見る
□定例打合せ(10.01.21)
 今日の定例打合せでは、躯体の他、屋根の板金に関しての
打合せを行いました。
現場は、1階躯体の型枠がはずされて建物らしくなってきました。
1階同様に2階・3階・4階と順に躯体工事が進んでいきます。
敷地前面の道路には、電線が混み合っているため
クレーンが使えないので材料の搬入に苦戦しています。

□2階柱配筋検査(10.01.18)
1階の壁と2階の床の配筋が終わり、中間検査を受けました。
現場の状況は、外周部が2階床レベルまで足場が組まれ、
シートで覆われた中で作業が進められています。
内部は、2階床スラブ打設時の荷重を支えるための
パイプサポートが設置されているため、雑然としています。
2階床スラブの強度が出てパイプサポートが外されると
1階の空間造りが開始されます。

□1階柱配筋工事(10.01.07)
 年越しに降った雪を1月4日より除雪し、
昨年に引き続き1階の柱配筋工事をしています。
コンクリートの壁や柱に取り付けられる
照明の電気配管やレンジフード等の排気
に必要なスリーブ工事も同時に始まりました。
現場は、建物外周に足場が掛けられ、
地中梁の上に仮の板を敷き現場作業をしています。

□土間コンクリート工事(09.12.26)
 土工事を終え、土間コンクリートを打設
するため、土間配金を午前中にし、
午後から土間コンクリートを打設しました。
今年の工事はここまでで終了です。
来年は工事現場の除雪を終えると、
1階の壁、2階の床配筋工事と配筋検査
を予定しています。

□埋め戻し工事(09.12.18)
 土工事で掘削した土を埋め戻しています。
土間コンクリートを打設する箇所と、
パティオ(花壇)、建物周囲を埋め戻します。
□地中梁型枠外し(09.12.23)
 地中梁のコンクリート打設を終え、
型枠とブルーシートが外れ建物の外形が
形になって見えてきました。
□地中梁型枠工事(09.12.18)
 耐圧盤の打設が打ち上がり、地中梁の型枠が
組み上がりました。
明日、地中梁のコンクリート打設工事をします。
□定例打合せ(09.12.17)
 毎週木曜の午後に、建設、設備、電気それぞれの
現場担当者とアルクムスタッフが現場事務所に集まり
打合せをしています。
今日の打合せでは、基礎工事と、
年明け開始を予定している1階コンクリート部分の
工事に関しての話し合いを行いました。
□耐圧盤打設 + 採暖養生(09.12.14)
 基礎の配筋検査を終えコンクリートを打設しました。
冬期の工事のためコンクリート打設後、採暖養生を
します。ブルーシートでコンクリートを覆いジェットヒート
3台で打設したコンクリートをを暖めています。
測定温度は養生後8度、翌朝の測定では
15度でした。


□耐圧盤配筋検査(09.12.14)
 基礎配筋を終え鉄筋の径や間隔を申請した構造図とおり
工事されているか、検査を受けている写真です。
建築の検査としては通常、中間検査(2階床を支える構造)と
完了検査(完成時)がありますが、今回の検査は、
今年の10月からスタートした法律で住宅瑕疵担保履行法の
検査です。
建築の中間検査・完了検査に加え、住宅瑕疵担保履行法の
基礎構造のチェックと屋根防水の検査が新たに増えたわけです。

□捨コン工事(09.12.10)
 土留め工事を終え基礎部分の深さまで掘削が終わると
掘削した地面に捨コンを打ち実際に建てる建物の位置を
捨コンの上に出し、それにそって基礎部分の鉄筋を組み、
コンクリートを打設していきます。
□土留工事(09.12.03)
 敷地の周囲が密集しており建物の基礎部分を工事する為の
敷地を掘削するときに掘削した事で土圧が下がり敷地周辺の
塀や建物が倒れたりしないように、敷地の周囲をH型鋼を親杭
としその間に矢板を通した土留め工事をしているところです。
□御砂撒き(09.11.24)
 茅ヶ崎の寒川神社へお参りに行った時の方除けの御砂を
建物の四隅へ撒き、工事が安全に行われるように祈願しました。
□地鎮祭まで
 9月24日に確認申請が受理され、並行して作業していた
見積もり調整の目途が立ち、11月4日に工事契約を結び、
解体工事を開始しました。
6M道路と狭く、近隣の建物が密集している敷地なので、
安全の上にも安全を心掛け、ガードマンさんも気を緩めずに
交通整理しながらの解体工事が終了し、待ちに待った
《地鎮祭》が11月22日(日)に、三吉神社の宮司さんの元、
目出度く執り行われました。前日まで解体工事が行われて、
一時は基礎の解体は残るかもしれない?と危惧しましたが、
工事関係者の誠意と努力で綺麗に整地され、《良き日》を
迎えることができました。前日までの厳しい寒さが、嘘のように
暖かく晴れ渡り、『逍遥館』の前途を祝ってくれました。
地鎮祭の集合写真を見ると、皆さんの笑顔に囲まれた中で、
建築家だけが少し疲れ気味に見えるのは気のせいでしょうか?
これからが勝負ですから!!!
直接関係ありませんが、11月22日は、『いい夫婦の日』
でもありますね!

▲解体工事(09.11.17)


▲地鎮祭(09.11.22)
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