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十勝清水KRペンション
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□はじまり(07.01.22.)
依頼者のKさんがペンションを始めようと
十勝エリアで土地を探しているとき、
清水町の保育園と地域センターとして利用されていた建物が競売に掛かり、
それを無事落札し、これをコンバージョンする計画が始まりました。

敷地は、清水町の中心から北に5km程離れ、
周囲は、廃校になった小学校や平屋の町営住宅に囲まれ、
西側には十勝平野を象徴するような防風林で囲まれています。

既存建物は
補強ブロック造と木造の混構造の平屋建てです。
取り立てて目立つ建物ではありませんが、
十勝の風景を乱すような外観では無いと思います
(依頼者のKさんは、アルクムの三角屋根を望んでいるようですが)。
敷地入口から←敷地入口
←小学校前庭から
←建物正面から
←建物から防風林を見る

ともあれ、今年の春に向けて、計画は動き始めました。

□建物購入前の検討時のスケッチ

□イメージスケッチ
←ラウンジ


↑上エントランス、下ラウンジへの廊下
誰もが気持ちよく、使いやすい建物にするということで、
できるだけ、バリアフリーという硬い言葉、マニュアルに縛られないように
そこにいる人のことを考えて、プランを検討していきました。

07.10.29.
断熱仕様は、昔のままでは寒いので、
外廻りぐるっと断熱工事です。
←屋根板金剥がし
←基礎断熱工事
07.11.09
浄化槽工事
浸透枡の設置、埋戻工事を行いました。

07.11.19.
木製サッシュが入りました。

08.03.13.

↑1月の外観写真:建物後ろの樹形が綺麗です


↑外壁の断熱補強完了


↑外壁の板張

↑内部間仕切壁の工事:食堂・客室への廊下

↑食堂

08.04.21.
←外観
平屋の水平線と防風林の対比がわかります。
ウッドデッキが出来るともっと大地との関係が良くなると思います。

←ラウンジ
横長の連窓から見える防風林が、
十勝平野のイメージを彷彿させてくれます。
窓の下には、造り付けのベンチが水平線を強調する予定です。
天井の木箱は、元々集会室に使われていた
照明器具を再利用するためにつくられたもので、
パースペクティブな効果を期待しています。

←かまくら入口
和室の押入の下を利用した子供達の為の穴倉です。
昔、押入の中で遊んだ楽しい記憶がよみがえり、
かえって大人の方が喜ぶかもしれません。

←サンルーム
既存建物再利用の為、天井をいじれなかったのですが、
ここだけは何とか大工さんにお願いして、
3Mの高さを確保しました。
(オーナーさんは、アルクムの三角屋根の標準設計である
ナナメ天井を期待して設計を頼んだそうです。)
在庫になっていた2.2Mのテラスドアに刺激されたおかげです。


↑同じ窓から見える2種類の樹木
同じ窓から違う大木がこのように見えるのです。
信じられますか?信じない方は是非確認しに来てください。
ペンションHP:和みの風
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