ニセコ・里見ビレッジに建つ住宅です。200坪のユッタリとした敷地からは、
アンヌプリ、羊蹄山、昆布岳がパノラマのように見渡せます。
ビレッジ第1号の建設なので、モデル的な要素も持たせました。
外観は、7つの敷地に建ち並んだ時に風景の一部になるように、また、
建ち並ぶまでに時間のかかる計画なので、古びない素材と色彩を
心掛けました。配置計画は、後発の建物から羊蹄山の景観を
阻害しないように、模型を使いシュミレーションして決定しました。
その結果、車庫と母屋を20Mの雁木通路でつなぎ、コートハウスの
ようなヒューマンな囲みが出来ました。内部は、素晴らしい景色を
堪能するために2階にLDKを設けました。
玄関ホールは農家の縁側や土間のようなセミ接客空間に仕立て、
2階と吹き抜けでつなぎ、開放的な空間になりました。階段の1段目を
ベンチ代りにして、楽しさを演出しました。1階は、将来の家族プログラムに
合わせられるように可変性を持たせました。
ノビノビとした子育てが始まることを期待しています。
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