宇都宮にお住まいのG夫妻が、思い出の深い北海道に 《 半分住む為の住宅 》 を
建てることにしました。 《 別荘 》 ではなく、あくまでも 《 住宅 》 なのですが、
『 宇都宮を引き払うつもりはない 』 というのが、今までの計画とは異なります。
《 気分転換 》 でも 《 骨を埋める 》 でもない 《 新天地を求める 》 気持でしょうか?
『 蟹の街・長万部 』 のイメージがありますが、《 スコットランドの牧草地
》のような
起伏のある風景を見て、『 将来は外国で生活を 』 という永年の夢が急速に蘇りました。
豊かな自然とユッタリとした時間の中で、新しい生活を始める器を提案しました。
外観は風景に馴染み、時間と共に味が出て、しかも手入れの掛かりにくい材料で
構成しました。室内は、北海道産の自然素材を使い、時間と共に変化を楽しめる、
Gさんの好きな北欧風を、少し意識しました。
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