2005.5月の先週のハイライト
05.05.01
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先週の土曜日23日に、雨竜のKさんの家が着工しました。
それに合わせ、前日には、Kさんのご主人がフェリーに乗って来道しました。
当日の朝、札幌は横殴りの吹雪でした。
せっかくの吉日に、吹雪だなんて・・・・・、Kさんになんて言えばいいのか?
と思いながら現場にいるK組みのTさんにTelすると、
「風は強いですけど、天気はいいですよ!」と言われ、『ホッ』としました。
《雨降って時固まる》はあっても、《雪降って》はさすがにありませんから・・・。
心配だった排水の水勾配も無理なく確保でき、地盤の設定もうまく行きました。
車庫の位置は、まだ雪が残っているので、6月に奥さんが来た時に、
実際に車を動かしながら決めた方が良いということになりました。
そのあと、東神楽に行って、Nさん夫妻と会いました。
久しぶりの『トトロ山』でしたが、相変わらず《癒しの風》が吹いていました。
雪はほとんどとけ、水仙の芽がアッチコッチに出ていました。
Nさん達が初めてこの土地を見た時に、水仙が一面に咲き乱れていたそうです。
「あれから、もう一年になるんですね、連休明けに、ぜひ見に来て下さい」
と言われ、水仙の咲き乱れる中に、計画中の建物が建っている姿を想像しました。
それから、一緒にK組に行って、使えそうな《古材》を捜しました。
たくさん山積みになっている古材の中から、良さそうなのを3本見つけました。
こういう風に家づくりが出来るのは、とても幸せなことです。
さあ、現場も長沼とふたつになり、やっと、エンジンがかかってきました。
新聞広告の最終校正もギリギリになりましたが、
05.05.09.
先週のハイライトは、なんといっても、30日の常盤の家の竣工パーティーです。
といっても、アルクム(染谷+桶谷)T建設(T社長+担当のIさん+E棟梁)と
庭の工事をやってくれたM庭園のM氏の6名、工事関係者だけのお呼ばれです。
家主のKさんとは、道新に記事を連載して以来のお付き合いで、
長女の生まれた年以来(最近は、こういう年の数え方が多くなりました)17年です。
ウィスキーでも、程よく発酵して、ちょうど飲み頃になる年月です。
昔話だけではなく、それぞれの、これからのことにも話が及び、
おおいに盛り上がりましたが、最後は、M氏のギターとハーモニカの演奏で、
懐かしの70年代に舞い戻ってしまいました。
庭の写真が撮れなかったのは、庭の工事がまだ終わっていなかったからです。
『ハーモニカなんか吹いていないで、しっかり働け!』 残念!!!
でも、とっても家に合った素敵な庭になりそうです。 乞う、ご期待!!!!!
M氏とKさんも、15年来のお付き合いです。
その同じ日の朝から、長沼のTさん達の、外壁の板の塗装工事が始まりました。
連休に合わせて工事の日程を組んだのです。
カーポートを作業場にして、大工さんから台を借り、皆から冷やかされたり、
教わったりしながら、和やかに始まりました。
道具は、紹介者でもあるK先輩にお借りした、立派な刷毛です。
お子さんのKANNTA君も、《おおはしゃぎ》で参加しました。
きっと、良い思い出になることでしょう。
というわけで、先週はGWの始まりでもありましたが、アルクムにとっても、
何かの始まりだったような気がします。
05.05.12.
ゴールデンウィークレポート
●桶谷
GWは晴天に恵まれ久々の帰省をすることとした。
朝寝坊をしたせいでAM9:00の出発となってしまった。
…と片道4時間半の道が、8時間という長旅となってしまった。
渋滞の中「これじゃ一生つかないなぁ」と思いつつ8時間の長丁場終えた。
今年のGWは江差に初めて来るSさんと共に江差観光と決めていた。
小学校くらいの頃は外で遊ぶ事も多く、色々な物を見て来たが、
中・高校と部活に夢中で、高校卒業と共に札幌に来たため、
ゆっくり江差を見てまわるというのは実は初めてかもしれないという感じだった。
ふるさとに着くと、太陽の日差しがサンサンとしていたが、
やはり海の町という事で風がとても強く肌寒いという感じだった。
青空が見えていたので、奥尻島が見えると思い鴎島に登ったが残念な事に見えなかった。
どうやらヤマセ(山を背に吹く風・方言??)の日じゃないとなかなか見えないらしい。
その後も小さな頃の思い出と照らし合わせながら色々歩いてみたが、
小さな頃の町の面影が少なくなって来ているのも確かで、
時の流れの早さを若いながらに感じてしまい少し寂しくなってしまった。
1秒1秒の大切さを実感した。
今回のGWは自分の故郷を知り、感じたという事で有意義に過ごせた旅だった。
●河村
GWには、ニセコひらふで前からやってみたかったフリークライミングを体験しました。
とは言っても、建物内にあるもので、
ホールドと呼ばれる出っ張りを手掛かり足掛かりにして
命綱一本で登っていくものですが。
このたび僕の前に立ちはだかる壁は高さ11mの壁でした。
最初11mと聞いて「結構あるな」と思ったものの、
下から見上げる分には「こんなもんか。余裕だなっ。ふぅ〜」でした。
インストラクターから説明を受け、
腰にカラナビ(金具)で安全ロープをつけて、登り始めました。
初心者の僕は、登り方の技術も何も知らないので、
普通にガニガニとスパイダーマンのように登り始めました。
後から聞くと結構面白い姿だったそうです。
しかも、吹抜けの壁を登るので、
2階のcafeから手スリ越しにスパイダーマンで注目されていました。
余裕で登り始めたまでは、よかったのですが、
真ん中辺で、つかみやすいホールドがなかなか無く、
手は汗で滑るし、腰にある石灰をつけるにも、
片手を離すのが怖くて難しい状況でした。
そこを何とかクリアして、残り1.5mくらいのところまでくると、
今度はもう手の握力が無くなってきて、
「リタイヤしようか?」、
「結構つらいんだなこれって。辛いなぁ。もうやらなくていいかな?」とか、
「Cafeの人こっち見てるな!」など、いろいろ思考してましたが、
じっとしている間にも手が、、、。
あきらめてがんばり、登り切れました。
そんな初体験GWでした。
●染谷
今週は、全員参加で『GWの思い出』を書こうということになりました。
ふたりとも、とても素晴らしい休日を送ったようで、
《後出し》の私としては、非常に書きづらいのですが、
事実を曲げる訳にもいきませんので、アリノママに書くことにします。
内の奥さんの仕事が、5/3(火)しか休めないのが判り、
5/2(月)の朝、ニセコのハイクローツのナカちゃんに電話して、
『今日か明日、行ってもいい?』と聞くと、
『明日はいっぱいだから、今日ならいいよ!』と言われ、行ってきました。
PM6:30出発だったので、途中、アンヌプリ温泉で温泉に浸かり、
ハイクローツに着いたのは、9時半過ぎでした。
持参したツマミでビールを飲み、やっと、GW気分になりました。
奥さんのハーちゃんと、よる年波の話をしているうちに、
なんとなく打ちの奥さんと《ほんとに男っていうのは》という話で盛り上がっていました。
《ほんとに女っていうのは》と思って聞いていましたが、当っているので黙っていました。
部屋は、一昨年からノンビリと作っていた新館がやっとできたので、
親子4人で、ロフトつきのVIPルームを使わして貰いました。
温泉とビールと新しい部屋の、3拍子そろった《極楽セット》に、気分は最高!!!
翌日は、昼近くまで老犬クロッキーとノンビリ日向ぼっこをしてから、
雪秩父の露天風呂に入り、蘭越のIさんの家に向かいました。
Iさんのお宅は、お子さんが次々にインフルエンザに見舞われ、
GWは、どこにも行かれないようでしたが、ここにいたらきっと、
どこにも行きたくなくなるのでは?と思うほど、穏やかな時間が流れていました。
そんなことを感じながら、岩内まわりで、日本海を見ながら札幌に戻り、
お留守番の長男と合流し、近所のおすし屋さんで日本酒を飲み、
アッという間でしたが、楽しいGWは、夢の中に消えて行きました。
05.05.27.
さて、先週のハイライトは『先週のハイライト』を休んだ事です。
というのは、悪いジョークです。
そうではなく、本当の理由(言い訳?)は、
連休気分が抜け切っていなかったのと、
前回のハイライトが3回分あったので・・・?
でも、今週も休んだら、クレームのメールで回線不能に・・・?んな、わけないか!!!
閑話休題(前置きは、それくらいにして)、先週のハイライトは《Tさんの上棟式》です。
21日(土)大安吉日に、
地元の長沼神社の禰宜(ネギ)により、滞りなく行われました。
お供え物も自分達で揃え、それぞれの親戚に来てもらった、
《手作りの上棟式》でした。
それに加え、T建設の社長(今回は現場監督でもある)と、
E棟梁率いる4人の軍団、
プラス、わがアルクム計画工房のオールスタッフ3人が、御呼ばれしたのです。
若い禰宜の、張のある詔(ミコトノリ)で、あたりの空気が『凛』と引き締まりました。
久しぶりの上棟式でしたが、こういう『特別な気分』は大事にしたいと思います。
Tさん家族が外壁の塗装工事を請負った(?)せいか、
アルクムとの3年越しのお付き合いのせいか、
会場は、始めから和やかな雰囲気に包まれていました。
式が終わり、直会(ナオライ)の準備も家族が総出で手際よくすすみ、
気持ちが和みます。
宴が始まり、Tさんの心温まる感謝の言葉に、
一同、しみじみとした気持ちになりました。
初めて上棟式に参加した桶谷君も、たくさんの模型を造った河村君も、
ビールを飲みながら、楽しそうに《話の輪》に溶け込んでいるようです。
いろいろな事情(?)で、車で来てしまった、
T社長と私も、飲み放題のウーロン茶を、
つぎつぎとお酌され、すこし自棄(ヤケ)気味でしたが、
たいそう盛り上がっていました。
こうやって、皆から祝福され出来上がる《Tさんの家》は、
きっと幸せになると思います。
6月の完成まで、安全に工事が進むよう、長沼神社さん、お願いしますよ!!!
<上棟式レポート 桶谷>
先週僕は生まれて初めて?の上棟式に立会わせて頂いた。
晴天に恵まれ絶好の上棟式日和だった。
神主さんが現れ「あぁぁぁぁぁ」と神を招く歌声とともに式が始まった。
「あぁぁぁぁぁ」と神が帰っていくまで、30分位?の時間だったが、
神聖な時間が流れアッという間に終わってしまった。
その時間は、昔から受け継がれて来た物で、神の力がやどってると感じた。
夕方みんなで宴をとり、Tさん達の笑顔がとてもよく、
幸せをわけてもらった気がした。
工事に携わった人達はこの笑顔が1番の「パワーの源」なんだと思う。
僕もみんなの笑顔を見れるように高い「志」をもって前進し続けようと思う。
PS.「志」と言う言葉は僕の好きな言葉です。
「士(サムライ)」の「心」と書いて「志」。
昔の侍を表現しているとなにかで読みました。
そんな憧れの侍になるために日々修行中です。