2005.8月の先週のハイライト

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05.08.02

雨竜のKさんの家が、7月29日に完成しました。
奥さんの誕生日に引渡せるように、と京田組のTさんが頑張ってくれました。
中富良野・ファーム富田のゲストハウスのアプローチの難工事の影響で、
一時は諦めかけていたのですが、車庫も含め、何とか間に合わせてくれました。

当日、東京からいらした奥さんも、工事が始まって3度目に出会う、
大きなバースデー・プレゼントに大喜びしてくれました。
当日は、『台風一過の青空』を約束していたのですが、残念ながら天気が悪く、
引渡しの最中に、大雨になり、『雨降って、地、固まる』になってしまいました。

それでも、
念願のマキストーブが設置されると、とても嬉しそうでした。
手摺の位置と高さを確認して、
台風で遅れたレンガと一緒に、火曜日に工事です。
天井につけた照明器具の蛍光管の取替えが、
老後の課題ですね、という宿題が残りました。
あとは、楽しく、気持ちの良い田園生活を満喫できる家になったと思います。

建物を、道路と45度振ることにより、道路からのプライバシーを確保したり、
敢えて北西に開いて、直射日光を高窓から入れて、撹拌させることにより、
目に優しい採光にした事も、高基礎にして、デッキを持ち上げ、
大地と間合いを取った気持ちのよさも、出来上がって初めて、効果が実感されました。
やっぱり、『老後の家』は、老化を目前にした建築家に任せるのがいいな、と納得しました。




いずれにせよ、都会の生活に区切りをつけて、田園生活を始める為の家づくりは、
アルクムにとっても、レアケースでは無くなって来ました。
『老後』というマイナーな世界ではなく、『生活のリニューアル』という側面や、
都会をより楽しむための『田園生活』といった側面の家づくりが、
これから増えてくるような傾向が、すでに始まっているのです。

その傾向によって、『何が変って、何が変らない』のかを、
アルクムとしても、的確に対応する必要がありそうです。
ひょっとすると、『都会』と『田園』というボーダーが無くなっていく前兆かもしれません。
もっと違った区分の捕らえ方が必要になっているのかもしれません。

ともあれ、まずは、Kさん達の旅立ちに、乾杯!!!

 
↑シーズン真盛りのファーム富田の”森の舎” の画像


05.08.10.

毎日暑い日が続きます。
今年は特に、湿度が高く、蒸し暑さがこたえます。

ともあれ、『夏は暑く、冬寒い』が自然の摂理なので、
生物にとっては、きっと、良いことなのでしょう。

先週は、土地を捜し始めてから2年間お付き合いしている、
東神楽のNさんの家が着工しました。


 

土地探しに1年、計画に1年、といっても、《満を持しての》という感じではなく、
最初から、『2・3年掛けて、ユックリと・・・』と言っていたのですが、
振り返ってみると、《アッという間の、2年間》というのが、実感です。

ですから、工事を進めながら、打合せや検討事項が、ドンドン出てくると思います。
また、それが出来るような、工事の進め方を選びました。

『悠々と、急げ!』 開高 健の言葉ですが、体力と気力の勝負です。

年内には、引越し(完成ではないかもしれませんが・・・?)出来ると思います。

《決める事の大変さ》と、《決めない事の大変さ》を、受け入れる事が、大事!
また、新たな出発です。

今週から、アルクムの夏休みが始まります。
桶谷君は、明日から4日間、河村君は、土曜日から4日間、休暇です。
染谷は・・・・・?   休めたら、休みます。

《それぞれの夏》が、始まります。


05.08.19

今週の『先週のハイライト』は、《それぞれの夏・アルクム編》です。
今年も、皆で、大通り公園の《ビア・ガーデン》に行く事が出来ませんでした。
歩いて5分、という好条件にありながら、なかなか、行けないものです。
行こう、行こう、と言っていた、《だるま》のジンギスカンも未だ行ってません。

★『菊次丸』登場!(染谷)
そういう訳で、今年の夏は、《それぞれの夏》になってしまったのです。
《染谷家の夏》は、『菊次丸の出現』に尽きると思います。
『菊次丸』とは、今、誕生、2ヶ月と1週間になる我が家の愛犬の名前です。
6月13日に、埼玉の上尾市で生まれた、ボルゾイの牡犬です。

次女の広美が、ネットで捜した子犬です。
長男の真行が、弓道の試合で上京するのを利用して、《愛犬引き取り大作戦》の開始です。
次女の広美が沖縄のホームステイを終えて変える途中に、
羽田で降りて、長女の明美とドッキング。
その足で上野の実家に向かい、2日間、母の世話になりました。

その間、妹夫婦に鎌倉に連れて行ってもらったり、東京の大学で野球をやっている次男の善行と合流して、久しぶりに兄弟姉妹4人で、東京の夏を楽しんだようです。

8月9日の夜に、3人が草加にいる兄に連れられて、上尾市の飼い主の家に向かいました。
初めての対面で、全員、興奮状態で、聞きたい事の10%も聞けなかったようです。

その夜は、草加の兄の家に世話になり、次の朝早く、大宮から新幹線で八戸に行き、
八戸からはフェリーで苫小牧に向かいました。
フェリーに乗るときに、車でなければ犬は乗せられません、と言われたそうですが、
長男が、「犬のために、わざわざ、特等席を取ったんです」と交渉して、
何とか、無事に乗せてもらったようです。

夜の10時に、私と奥さんが待つ苫小牧港に到着しました。
約12時間の長旅を終え、11時には西野の我が家に着き、
『ここはどこ?』という、心細い泣き声を上げていました。

10日たった今は、我が物顔で、家の中と庭を、
ズッコケ・ヒッコケしながら走り回っています。
みんなからいろいろと聞いていましたが、『孫のようにかわいい』とは、この事ですね。
←着いた日

←10日後

★姥神大神宮祭レポート(桶谷)
8月9・10・11日は江差で姥神大神宮祭が行われた。この祭りは北海道最古の約360年の歴史ある祭り、江差の人はこの祭りの為に1年間がんばると言うくらいみんな楽しみにしている祭りです。僕は11日のみの参加となったが、去年出られなかったので、とても楽しみにしていた。祭りは、江差町を各町13台の山車を引き歩くというもので、朝から晩まで酒びたり…。の3日間。

今年は一日だけなので、気合を入れて挑んでいった。昼間用事があり、祭りに出るのは午後からとなってしまったが、ついた瞬間まずだれかが、「とりあえず、駆けつけ一杯しときましょ」という感じで、のんでいって、すぐに気持ちよくなっていった。みんなはPM16:00位で、もうお腹一杯で飲めないって感じだが、遅れて来た僕は逆にお腹がすいていたので、親戚の家、知り合いの家、知らない人の家・・・と次々に行き満腹となった。その後は山車に付き、街中に各町内の山車が集まり、その後神社まで引っ張り人形の魂を抜きにいった。そして、各町内の山車小屋に山車を納めて、小屋の前で、太鼓と笛の音をツマミにみんなで酒と会話、それが夜中まで続くと言う、そんな祭りだった。

終わってしまってみんな寂しそうだったが、もう皆来年の祭りを楽しみにしている感じで、僕もすでにワクワクです。

江差の姥神大神宮祭、とても楽しく、昔は【江差の5月は江戸にもない】と言われており、それは今でも変わらないと僕は思うので、一度は見に来て下さい。
やみつきになりますよ!!!

★講師の仕事(河村)
昨年から某資格取得学校の一級建築士製図試験の講師の仕事をさせていただいてます。その授業が、今年はお盆の真っ只中から始まりました。

内容は、学校側が作成した想定課題の添削や考えかた(エスキス、プランニング)の直接指導、図面の描き方などですが、ベテランの講師の方々の中に混じって、青二才の僕が参加することに生徒の人たちは、何を求めることができるのか?なんて、勝手にプレッシャーを感じながら、毎回頑張っています。

受験生とほぼ同じ年齢の僕にできることは、こなれたマニュアル通りの教え方以上に、同じように問題を解いて、僕が悩んだり考えたりしたところは、きっと受験生も同じことで、その部分をきちんと教えることができるように心がけています。

そのための、予習として、毎回宿題で提出される課題や、当日の課題を生徒以上にまじめに予習しなければならないのです。一度受かっているからといってもそう簡単に解ける訳ではなく、予習をしながらも、合格の先にはそれぞれ何が待っているのだろう?とか、落ちてもう一年とかみんなまっぴら御免だから必死のはずだ。など、余計なことを考えて、しまいには、、、眠くなります。

とはいえ、受験生の志や意気込みに刺激を受けながら、自分の身も引き締めて仕事に励みます。


05.08.24.

先週は、《アルクムのハイライト》というより、《北海道のハイライト》です。
そうです、『深紅の御旗』が、再び津軽海峡を渡って、戻って来ました。

昨年の決勝戦は、N夫妻と一緒に、Mさんの弟子屈の家を訪問した帰り道で、
台風と追い掛けごっこをしながら、日勝峠を、ひた走りに走りながら応援していました。
(2004年8月27日のハイライト参照)

今年は、連覇が掛かっていたので、緒戦から応援に力が入りました。
幾度となく訪れるピンチにも、昨年同様『負ける気がしない』試合運びをしてくれました。
決勝戦の最終回には、ラッキーボーイの田中投手が、三者三振で試合を決め、
《王者の貫禄》さえ、感じさせてくれました。

ちょうど、東神楽のNさんの現場でラジオを聞いていましたが、
優勝が決まった瞬間には、一瞬、時間が止まったような空白があり、
次の瞬間に、大歓声が『トトロの森』に響き渡り、急に感激が湧いてきました。
いつもは、飄々としている香田監督も、感動を抑えきれないのが感じられました。
『この親にして、この子あり』(あいかわらずの、オジン格言、許してください)
《恐るべし林君》も、《なんたって松橋君》も、全員、《夏満載》していました。
その、駒苫軍団パワーのおかげで、全ての北海道民が、《夏満喫》出来たのです。
甲子園が終わると、北海道に秋風が吹き始めます。
冬支度の前に、もう一仕事終えなくてはいけません。

《深紅の御旗》ではなく、《辛苦の御旗》にならないように、気を付けます。
『追記』東京のR大で野球をやっている次男坊が、
クラブのトトカルチョで、駒苫に掛けて、○万円儲かったそうです。絶対内緒ですが・・・・・。


05.08.31

8月最後のハイライトです。
ということは、来週は9月ということです。
ということは、1年の2/3が終わってしまうということです。
甲子園と共に終わってしまった、と思った夏が、また、帰ってきました。
暑い日が続いています。
終わった、と思った甲子園も、なぜか、終わらず、大人たちが騒いでいました。
選挙もそうですが、大人たちのやることが、どうしてこんなに子供っぽいのか?
なんていうと、子供に叱られるので、言わないことにします。

さて、先週は、JIAの『住宅賞』の授賞式がありました。
ことしは、委員なので、発表はしなくて、楽が出来る、と思っていましたが、
選考とか、講評とか、ハタマタ、記念の盾の係りで、予算もないのに、
親友のN君と、アレコレ考えたりして、発表の方が簡単でした。
でも、ナカナカ、素敵な盾が出来たと思います、見てください。

受賞者写真左から、
アカシア賞(集合住宅部門):潟fィーシービー/上原秀晃
ハルニレ賞(大賞):潟Aーブ建築研究所/圓山彬雄
フキノトウ賞(新人賞):潟Aカサカシンイチロウアトリエ/赤坂真一郎


来年こそは、自分で作った盾を、ゲットできるように、ガンバリます。

★AA-CUP( Reporter 河村 )
827()に“AA-CUP“(Asian Architect CUP)というサッカー大会があり、アルクムから桶谷と河村が参加してきました。
これは、日本と韓国の建築会の交流を目的に、2002年のワールドカップ以来毎年日本もしくは、韓国で開催されている日韓サッカー大会です。そのAA-CUPが今年は北海道新得町のサホロリバーサイド運動広場で行なわれました。

心配していた台風の影響もなく、晴天暑過!
まずは、開会式。今回の委員長岩村氏や、副委員長の横河氏、韓国側からも通訳を通して挨拶がおこなわれ、日韓代表戦(高齢者から順に出場)が始まりました。30分ハーフ(計60分)という長い試合にもかかわらず、建築家は予想以上に心身ともにタフみたいです。特に韓国側は、メンバーチェンジもあまり無く、60分フルで走り続ける方も多いようでした。結果は1-2で日本の惨敗でした。
←日本代表と韓国代表

その後いよいよ、韓国1チーム、東京2チーム、北海道2チーム(札幌・帯広)の計5チーム総当たり戦が始まり、僕ら札幌チームの出番が来ました。
待ちくたびれて、1時間以上の十分すぎるウォーミングアップと、恵まれすぎた天候で、すでに疲れているはずの自分の体への配慮は、高鳴る鼓動で打ち消され、キックオフと同時にエンジン全開!開始1分。中盤から右MFの桶谷へボールが廻り、桶谷からゴール右前への絶妙な縦パスがトップの河村へ!そして、ノートラップ シュートーッ!!!
・・・・枠それました。
アルクムホットラインは惜しくもゴールにはなりませんでした。僕のこの日の最大の山場はこの1シーンでした。開始10分ですでにオーバーヒートしてしまい。一試合目終了時には、両足が“つって”いました。二試合目は、ベンチで休憩させていただきまして、三、四試合目は、自分の足と相談しながら何とかこなし、ほとんどがポストプレー。札幌チームはメンバーが11人だったため、交代選手を帯広チームから借りてゲームをしました。試合結果は、札幌チーム:022引分の最下位と大健闘!即席チームにしては、かなりの頑張りだったと思います。

閉会式の頃には、暑さも和らぎ心地よく、たくさん汗をかき、けが人も無く、みんないい笑顔をしていました。そしてみんなフレンドリー。おおっ、スポーツ交流ってこのことかっ て思いました。
←全参加者集合写真

AA-CUP( Reporter 桶谷 )
僕らは、5人で1台の車に乗り朝気合いを入れて、帯広に向かい出発した。帯広に到着すると日本に上陸していた台風の影響など微塵も感じさせず、晴天に恵まれた。到着して早々ウォーミングアップを始めた、僕の体の調子は絶好調という感じで、「今日は行ける!!!」と言う体調の良さだった。

AM11:00開会式を行い、11:30頃第一試合が始まった。
建築家日本代表VS建築家韓国代表だった。結果は1対2で惜しくも敗れるという結果だった。しかしみんな年齢を感じさせないプレーで、素晴らしい試合だった。

そして、僕たちの試合だった。僕たちは札幌チーム総メンバー11人(+帯広チームに毎試合3名位借りました)前半1分いきなり僕たちのパスワークがつながり、ゴール前までいったのだが、惜しくも点にはならず…その後は、一進一退の攻防!15分頃僕が意図的にファールをもらい(足がつって、こけたらファールになった)そこから得点が生まれた。

そして1試合目が終わった。結果はドロー。その後3試合あったが1試合目でもう2,3人足がつってるので、試合内容はご想像にお任せします。
←足がつった人

札幌チーム結果は0勝2敗2分惜しくも勝つことはできなかったが、みんな終わって清々しそうだった。韓国の方達の団結力には圧倒されたが、僕たちも即席チームにしては団結してできたと思う。またこのような機会があったら是非参加したいと思う。


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