2007.6月の先週のハイライト
07.06.05.
時間に追われる毎日が続いていますが、
5月13・14日と名古屋に行ったついでに、
チョット、観光をしてきました。
13日には、久しぶりに『明治村』に行こうと、犬山まで行ったのですが、
車内に置いてあった小冊子で、『如庵』の記事が出ていたので、
それを見てからにしようかと、如庵のある『有楽苑』に向かいました。
名鉄の犬山庭園で降りて、長良川のほとりを、
心地よい風に吹かれながら歩いていると、
河畔の小高い丘の上に『犬山城』が見えて来ました。
少し手前を曲がると名鉄犬山ホテルがありました。
確か、20年位前に宿泊した事がありましたが、
その時は夜だったこともあり、
敷地内に有楽苑が在ることにマッタク気が付きませんでした。
如庵は、学生の時から、一番好きな茶席でしたが、
名古屋に在るということもあり、今まで足を運ぶ事が無かったのですが、
実は、20年前にニアミスをしていた訳です。
ハヤル心を抑えながら受付に行くと、
『お茶は御飲みになりませんか?』と聞かれたので、
『如庵で戴けるのですか?』と聞き返すと、何を言ってるの?
という表情で『いいえ!』と言われてしまいました。
考えてみれば、国宝の茶席で、
そんなに簡単にお茶が飲めるはずは無いのですが、
余程、緊張していたのでしょう(赤面!)。
苑内に入り、生垣越しに建物が見えはじめると『あれが如庵かな?』と思い、
近づくと『ナーンだ』の連続でしたが、途中の建物も、ナカナカ粒ぞろいで、
時間の経つのを忘れてしまいました。
頭のつかえるほど低い『萱門』をクグリ、庭園に入り、
正面の旧正伝院書院を見ながら右手を見ると、
松の幹越しに、チラット、屋根が見えるではありませんか!
30年越しの《念願の御対面》が、ヤット適った訳です。
思わず近寄り、ドンドン、ズームアップしてしまいました。
薄暗い内部も、目が馴染むと輪郭がくっきりと見え始め、
塗り壁の縞模様や腰の反古紙の文字まで読めるようになってきます。
どこをトリミングしても隙の無いプロポーションを保つ、
桂離宮に匹敵する、日本の名建築の一つだと思います。
一見バラバラに空いている開口部と障子の組合わせも、
『動かしてみろ』と言われても、動かしようの無い緊張感が漂っています。
ナントいうことの無さそうな正面の3間の間口も、
屋根の棟のズレや天窓の位置等と相まって、
完璧な表情を醸し出しています。
イヤーッ、天才には叶いません!!!!!
見終わって、ホテルの前を通ると、結婚式の記念撮影を撮っていました。
そうか、今日は大安吉日だったのか。
天気も良いし、目出度し、目出度し、もう、明治村はイイカッ!
と、訳の判らない諦めをして、一路、市内のホテルに向かいました。
ホテルは名古屋駅と一体になったマリオットです。
2年前の万博の時に泊まろうと思ったのですが、
空きが無く泊まり損ねたので、復活戦です。
シャワーを浴びて、遅い昼食に出かけました。
駅前はビルの新築ラッシュで、名古屋の景気の良さを表しています。
それこそ、ブランドショップの競演です。
ここではローソンも、ブランド顔してスマシ顔です。
そうはいっても、名古屋はヤッパリ《味噌カツ》に限ります。
まずは、生ビールで『カンパーイ』
5時からの打合せが終わったのが、9時半です。
疲れた体を引きずるようにしてホテルに戻り、ぐっすり眠りました。
前半終了