2008.2月の先週のハイライト

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08.02.21

『早くしないと二月は逃げる』
などという陳腐なフレーズが頭を駆け巡ってはいるのに、
ナカナカ、手が動きませんでした。
月曜日の定例ミーティングで、
『今週こそは!』と宣言しては見たものの、
手を動かそうにも、何を報告したものやら・・・。
今更、《今年の抱負》という時期でもないし、
長男の結婚式も、既に一ヶ月も前のことだし、
町内会の除雪は、今回の大雪の前に、
目出度く(?)終了してしまったし・・・・・、
本当に書くことが見当たらないナー・・・・・。

などと、グダグダ考えていたら、
なんと、先週の土曜日に、
写真家の並木博夫氏のスライドを
事務所で見せて貰ったではありませんか!(アルツハイマー?)

並木氏は、9年前から美唄のアルテピアッツァで、
安田侃さんの彫刻を撮り続けている写真家です。
その並木さんが、ローマの遺跡を舞台にした
《時に触れる》安田侃彫刻展を撮影する為、
昨年10月、ローマに単身乗り込んだ時のスライドです。
近代美術館の《建築家展》でお会いした時にお願いしたら、
快く応じてくれたので、久々の『アルクム勉強会』が、
急遽、開かれたのです。

急に決まったので、たくさんの人には声を掛けられませんでしたが、
それでも、いつもより多い16人の講演会になりました
(それでも贅沢ではありますが)。

始めのうちは食べ物に気が散っていたみんなも、
スライドの美しさと、並木氏の熱の入った解説に、
途中からは、並木氏の独壇場になりました。

ワンショットの写真を撮るために、
ナント膨大なエネルギーと創造力を必要とするのか、
また、ナント緻密な時間と想像力に支えられているのか、
が、ヒシヒシと伝わってきます。
そして、何よりも凄いのが、
最終的には、森羅万象を味方にしないとシャッターを押せないと聞いて、
一同、本当に感動しました。

時には1年を越す建築設計とは違い、
100分の何秒という世界を、漠然と《カッコいい》と思っていましたが、
トンデモナイ思い違いだったことを思い知らされました。

『雨上がりに、
雲の切れ目から水平に近い光が彫刻を照らした瞬間にシャッターを押したとき、
思わずガッツポーズをしてしまう』並木さんは、
本当に素敵な人だと思います。
コンナニ《熱い時間》に出会ったのは久しぶりのことです。

最後に、長男の結婚式の写真です、ヨロシク!





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