2012.1月の先週のハイライト
2012.01.10 明けましておめでとうございます。 昨年は、日本はもとより、タイやニュージーランドの大天災や、 北アフリカ・中近東の長期独裁政権の崩壊や、 ウサマ・ヴィンラ−ディンと金正日の死去など、 世界を揺るがす出来事が続きました。 遠い国の出来事が、瞬時に世界中に伝播し 影響を及ぼす事実を目の当りにして、 国境の意味を問い直す必要性を感じたと同時に、 北日本大震災では、県という、普段意識していない境界が、 大きな意味を持つことも実感させられました。 何度となく繰り返される《ツナミ》の映像を見て、 『建築の無力さ』を痛感し、被災地の生活を見て、 『建築の重要性』を実感しました。 幸いなことに、アルクムの計画は、多少の影響はありましたが、 無事、完成し、年内に引渡すことができました。 今年からの計画は、今まで以上に、遠い将来を見据えて、 《必要なこと》と《不必要なこと》を照査しながら計画に 反映していきたいと思います。 2012年の計画のラインナップに、幸多かれと祈念して、 新年の門出を祝います。 |