『アルクムさんは木の外壁しかやってくれないのですか?』
という電話から計画が始まりました。ちょうど2年前の秋のことです。
気に入った敷地は、以前から地主さんに相談していましたが、
計画が決まってから具体的なお話をすることになっていたようです。
まずは共和町にお伺いして、気に入った家具や小物を見せて頂きながら、
今まで考えてきた理想の家のお話をお聞きしました。3人のお子さんも
興味深そうに話に参加してくれました。その直後、
『アルクムさんに設計してもらったら?と子供たちに言われました』
と嬉しそうな声で連絡がありました。どうやら面接(?)にパスしたようでした!
年を越してからは農地転用が決まるまで具体的な計画を進めることが
出来ないので、札幌やニセコの住宅に見学会や、気に入った家や家具の写真を
見ながらの打合せが続きました。雪解け頃からは秋の土地の契約に向けて
具体的な計画が始まり、年内に着工できるはずでしたが、建設業界の
人手不足の影響で翌年の春一番の着工になりました。そのぶん、冬の間に
ユッタリとした時間が確保され、良かったかもしれません。現場が始まると、
毎日のように家族の方が現場に行き、職人さんたちとも仲良くなり、とても和やかな
雰囲気の現場になりました。機能よりも雰囲気を優先する家づくりにとても
役立ちました。建物は完成し生活は始まりましたが、レンガ敷きやガーデニングなど、
まだまだやりたいことがたくさん残っています。歩くように、ユックリ、ユックリ
出来上がる家作りが、ヤット始まったのかもしれません!おめでとうございます。
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