2013 |
中富良野ペンション「ノーザンスターロッジ」 page1/2 |
木造2階建て 199.98u |
敷地は中富良野・北星地区の高台の尾根にあり、 すぐ下にペンション・ラクレット(チロル)、そのすぐ下には ファーム・トミタ(プロヴァンス)の花畑が広がり、遠景には 大雪連峰から十勝岳・富良野岳という北海道の最高峰が パノラマ状に連なって望める最高のロケーションです。 チロルの上は北欧という訳ではありませんが、オーナーの Kさんから提案があったのは 『北欧の角ログをセルフビルドで建設できないだろうか?』 という依頼でした。 丸太のログは27年前にニセコで設計しましたが、その時は 『丸太より北欧の角ログの方が性能的に安定しているので、 そちらにしませんか?』と提案したのですが、 『丸太以外はログハウスでは無い!』 と即刻、却下されました。改めて考えてみると、ニセコの ロケーションには丸太が似合い、北星のロケーションには 角ログが似合うと、今は思えます。確認申請や部材の発注 には、多大な労力が必要であることが判明しました。また、 自力建設の設計監理も、プロに頼む工事との調整は 想像を絶するほど困難を極めましたが、角ログを採用する、 という選択は間違っていなかったようです。工事にかかわった 多くの人々の協力で《ノーザンスターロッジ》はオープン しましたが、計画が終了したわけではありません。 ガーデニング・フォトスタジオ・コッテージ群など、Kさんの 頭の中には様々な夢が駆け巡っています。 |
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